ソアラMZ-12(6MG)のボルトオンターボから始まって今までにHKSの商品を大量に購入
していますがなかなか100%使いこなせない部分もありました。
HKSのPFC F−CONですが、某オークションでも格安で動いています。
私も、3台持っています。VG30DETT、RB20、1G−G TO4用となっています。
Z32のECUをいじっている過程で、ZにはVPCが付いていますし、F−CONにはVPC用のロムが
ありますのでF−CONのロムの中身はどうなっているのか?となりました。
ROMライターもありますしデータを読み出して見ました。
 
当時のHKSののカタログによりますと「インマニ内の圧力とエンジン回転数を基に補正割合を
演算処理し、ノーマルコンピュータの出力を−50%〜+50%の範囲でコントロール・・・」と
なっています。
 
RB用のデータを読んでみた結果です。(回転のスケールはアバウトです)
 
 
 
 注) 全て私が勝手に判断したもので、勝手にグラフ化したものですので、このページを見て
    エンジンブロー等されても責任は一切持てません。
F−CONの内部にはチャンネルスイッチ(10ch)があり切り替えることでセッティングを変えられるように
なっています。データその1は圧力による増量割合だと思われます。データその2は回転による増量割合
を表していると思われます。たとえばチャンネル0は増減量なしでスルー、いわゆるノーマルコンピューター
状態です。チャンネル2は高回転時に圧力のみの制御で、回転による制御はなし。チャンネル3,4は
回転増量の補正割合は同じですが、圧力による補正が違います。チャンネル5,6,7も回転増量の補正
割合は同じですが、圧力による補正が違います。チャンネル8,9,10も同様で、チャンネル10は高過給
に対応させています。回転制御がいくつかのブロックに分けられていますが、当時購入(定価で)したとき
にはそのような説明はされませんでした。

またNAの場合は当然ですが、回転のみの制御になります。
その場合、4つのチャンネルしかない状態になるのではないでしょうか?(未確認モード)
(チャンネル5から6に切り替えても変化なしの状態)
アイドリング時はこれも当然かと思いますが増減量無しです。回転側にマイナスのデータを入れれば、減量も
出来ますので現在でも充分に使えるかと思われます。

ジャパンにつける場合、純正のハーネスに割り込ませるだけですので専用のハーネスが無くてもいけますし
チャンネル0ならノーマル状態で、ここぞと言うときはチャンネルを変えて遊べます。
ロムの書き換えは必要かも知れませんが、簡単に書き換えられます。
変に、エアフロの出力をごまかして増減量するものよりも、こちらの方が世界のHKS製ですし安心感があります。
某オークションでは底値状態ですので今が買いかも知れません。
ちなみに当時定価は88,800円でした・・・。(海外ではまだ新品が売られています。)
またRB用とVG用のデータは上記でほとんど同じでした。

当時のカタログコピー、ロムリスト等必要な方は掲示板にて連絡ください。


注) 全て私が勝手に判断したもので、勝手にグラフ化したものですので、このページを見て
    エンジンブロー等されても責任は一切持てません。